2007年4月12日木曜日

Thinkpad Jetico Firewall設定

FirewallソフトしてフリーのJetico Personal Firewall 1.0を使っている。このソフトはファイアウォールだけでなくシステムフックやネットワークの使用まで制御することができる。
(Jeticoの柔軟な設定が可能だがその分複雑である。概念や操作の詳細は下記の参考資料を参照のこと)
そのJeticoをThinkpad T60へインストールするとサスペンド状態から復帰できなくなってしまう問題が発生した。
具体的には指紋認証を行った後のパスフレーズ入力画面が表示されず、固まってしまう。Jeticoを止めると正常に動作するので、おそらく、復帰時にJeticoがアプリケーションのask userルールに入ってしまい、そこで止まってしまうのだと思われる。
以下の方法で問題を解決した。

● 全許可ルールの作成

まず、アプリケーションルールにすべてのイベントを許可するルールを追加し、ログを残すようにする。


● ログの確認

液晶を閉じてサスペンドしすぐに開いて復帰する。そしてすぐにJeticoを起動し、ログを確認して必要なルールを確認する。 自分の場合は、以下のアプリケーションのaccess networkイベントが発生していた。

C:\WINDOWS\system32\acs.exe
C:\Program Files\Lenovo\PkgMgr\HOTKEY\tpfnf2.exe

acs.exeはAtheros Configuration ServiceでAtherosの無線LANの認証にかかわるもので、tpfnf2.exeは名前からするとFn + F2キー用のプログラムだと思う。Thinkpad T60は、Fn + F2にはデフォルトでコンピュータのロック機能が割り当てられている。

● ルールの追加

上記アプリケーションは許可しても問題ないと思われるので、access networkイベントを許可するルールをアプリケーションルール内に作成する。そして、全許可したルールの左側のチェックをはずし(画像の状態)無効化しておく。この状態で一度サスペンド・復帰が問題なく動くことを確認すればOK。
Jeticoではまったら、全許可ルールを有効化しログを見て必要なアプリケーションを許可すればよい。

■ 参考資料

Jetico Personal Firewall 非公式ヘルプドキュメント

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